土佐の日曜市~いも天などおすすめのお店/お役立ち情報をご紹介

高知県高知市で開かれている「土佐の日曜市」。筆者は高知旅行中にホテルマンから教えてもらって知りましたが、全国的にも有名な青空マーケットです。地元民にも観光客にも人気の日曜市を余すことなく満喫できるように、おすすめのお店やお役立ち情報をまとめてみました。

土佐の日曜市とは?毎週日曜日の青空マーケット!

「土佐の日曜市」の名前だけは聞いたことがある、という方も多いかもしれません。全国でも珍しい、道路を封鎖して行う青空マーケットなので、どんなものかいまいち想像ができないかもしれませんね。土佐の日曜市とはどんなものなのかがよく分かるように、開催日や営業時間、出店ジャンルなどをまとめてみました。

土佐の日曜市とは?いつ開催されている?

高知県高知市で開催される青空マーケット「土佐の日曜市」。高知城の目の前から東西に走る追手筋にて開催されます。その始まりは1690年と言われており、江戸時代から実に300年以上の歴史を持つそうです。年始とよさこい祭り中を除いて、毎週日曜日だけに開催されています。地元民に深く浸透した文化なのですね。

出典:moep348さん

土佐の日曜市は午前6時ごろに準備が始まり、午後3時ごろまでに片付け・撤退されます。朝だけでなく一日中開催しているのも嬉しいポイント。朝寝坊しても安心です。しかも、台風など余程の悪天候でない限り、雨の日でも開催しています。

高知市では日曜市の他にも、火曜市、水曜市、木曜市、金曜市も開催されています。いずれも日曜市ほど大規模ではありませんが、日曜市と同じスタイルの青空マーケットです。日曜市に出店している店舗が他のマーケットにも出店している場合もあるので、スケジュールが合わないなら別のマーケットへの参加を検討してみても良いかもしれません。

土佐の日曜市にはどんなお店がある?

高知市で開かれる青空マーケットの中で最も規模が大きいのは、日曜市です。土佐の日曜市では、500近くの露店が軒を連ねます。高知城前の大通り2車線を使って、左右にずらりと続く様は圧巻です。道路に沿って植えられたヤシの木も相まって、南国の雰囲気漂う観光名所となっています。

土佐の日曜市で出店しているお店のジャンルは、食品から日用雑貨・洋服までと多岐に渡ります。食品だけでもショウガやフルーツトマト、ししとうなどの高知でとれた新鮮野菜、文旦や小夏などの柑橘を始めとした高知特産フルーツ、釜揚げしらすや干物などの海の幸、こんにゃくや漬物などの加工品から、その場で食べられるご飯・おやつと目白押し。ついつい目移りしてたくさん買いたくなってしまいますね。

土佐の日曜市・おすすめの活用法

さまざまなお店が軒を連ねる土佐の日曜市では、どんな活用方法も思いのままです。日帰りできる距離であれば、今日の晩御飯の食材を買いに行くも良し。お中元代わりに高知の特産品詰め合わせを作るも良し。日用品や雑貨を物色しに行くも良し。特に旅行で訪れた際に、筆者がおすすめする活用方法とそのおすすめ店舗・グルメをご紹介します。

土佐の日曜市で朝食を食べよう

土佐の日曜市は、朝6時ごろから開店準備が始まります。朝早くから開催しているので、ホテルの朝ごはんは我慢して、日曜市で朝食を調達してみては如何でしょうか。特産品を使ったごちそうとたくさん出会えること間違いなし、そのまま観光にも出掛けられます。目移りして選べないかもしれないので、筆者のおすすめグルメをご紹介します。

高知産の無農薬素材でできた自然派パン

朝食はお米派ですか?パン派でしょうか?筆者はどちらも好きですが、旅の朝食ではお手軽なパンを選ぶことの方が多いです。土佐の日曜市でも、高知の特産品を使った名物パンが売られています。

日曜市にいくつかあるパン屋さんの中で筆者のイチオシは、高知県の土佐山で育てた無農薬・無化学肥料がウリの「鈴の音農園」と、素材の味を活かした地元で人気のパン屋さん「Yakumoのぱん」のコラボ店。鈴の音農園でとれた新鮮野菜と、それを使った手作りパンを購入できます。

こちらで味わえる「生姜のバターぱん」は、外したくない絶品パン。土佐山でとれた爽やかな香りと辛みが特徴の生姜をはちみつ漬けにして、バターとはちみつをかけてオーブンで焼き上げます。想像するだけでよだれが出そうなメニューですよね。しっかり甘いパンなので、コーヒーともよく合います。

高知名物・柚子の香りが爽やかな「田舎寿司」

せっかく高知に行くのなら、郷土料理を食べ尽くしたいですよね。でも、朝食で食べられるようなものはないんじゃないかな?レストランに行かないと食べられないんじゃないかな?…と、諦めてしまうのはまだ早い!朝食にもぴったりな高知の郷土料理があるんです。その名も「田舎寿司」。

田舎寿司 引用元:よさこいネット

柚子酢を混ぜた酢飯と、旬の海の幸や山の幸でつくる田舎寿司は栄養満点。1日動くためのエネルギー補給にもぴったりです。土佐の日曜市では、にぎり寿司、巻き寿司、押し寿司などのさまざまな形でパック詰めされて売られています。一口食べれば広がる柚子の香りと、高知の旬の味わいをお好きな形で楽しんでみてください。

土佐産生姜をたっぷり使ったジンジャーエール

ごはんを食べるとのどが渇きますよね。せっかく日曜市に来たのだから、飲み物も日曜市で調達したいもの。そんなときにおすすめなのが、「夢産地とさやま開発公社」の「土佐山ジンジャーエール」です。

高知土佐山で育てた有機栽培のしょうがを、丁寧にスライスしてじっくり煮込む。平成の名水百選にも選ばれた土佐山の清流・鏡川の水を使用。3日かけて炭酸を入れるこだわりのジンジャーエールです。

しょうがの栄養分がたっぷり含まれて体にやさしく、後味はすっきり。爽やかな日曜日の朝食にぴったりではないでしょうか。土佐の日曜市では、ピリッと辛みが効いた辛口の「プレミアム」と、はちみつの甘味がやさしく舌に残る甘口の「マイルド」を楽しめます。

土佐の日曜市でおやつの食べ歩きをしよう

土佐の日曜市では、その場で食べられる美味しいグルメがたくさん。朝イチで訪れて朝食代わりにするのも良いですが、お昼すぎに訪れておやつの食べ歩きをするのも楽しいですよね!日曜市での食べ歩きにぴったりな、高知の魅力をたっぷり感じるおすすめおやつをまとめてみました。

土佐の日曜市で定番おやつ「いも天」

土佐の日曜市で食べたいおやつと言えば、やっぱり「いも天」ではないでしょうか。いも天は、高知のソウルフードと呼ばれる程の定番グルメ。日曜市に出掛けたのに、いも天を食べずに帰るのはもったいないです!

土佐の日曜市には、行列ができるほど人気のいも天販売店があります。日曜市の真ん中あたりに位置するそのお店の名前は「大平商店」。黄色い看板が目印です。大平商店では、高知県産の土佐紅を使ったホクホクのいも天が味わえます。秘伝の衣はサクサクで、サクホクの食感が絶品です。1袋に4個入って250円。量も値段もちょうど良い、食べ歩きにぴったりの一品です。

大平商店は午前7時頃から午後3時頃までと、日曜市の開催時間いっぱい営業していますが、天候や材料の都合で早めに閉店することもあります。お昼頃には行列ができることもあるので、なるべく早めに訪れるのが吉です。

土佐の日曜市の名物スイーツ「芋餅」

土佐の日曜市でもいろいろなお店で売られる「芋餅」。高知県ではお馴染みの名物おやつです。もち米にサツマイモを混ぜてつき、あんこを包んできなこをまぶします。いもを入れることで、お餅にはないほんのりとした甘さと絶妙な食感が生まれます。

高知 日曜市 名物 芋餅(いももち) 引用元:高知の日曜市情報

数ある芋餅販売店の中でもおすすめは、松木祐一さんと南万里子さん。松木さんが作る芋餅は、サツマイモともち米の比率が絶妙で、お餅の食感を活かしながらも、サツマイモの味をしっかり感じます。期間限定で紅芋を使った紫の芋餅も販売されるそうです。

南さんの作る芋餅は、土佐の日曜市お取り寄せランキングでも第1位の大人気商品です。サツマイモともち米の記事に、隠し味で加えたヨモギが爽やかな後味を生んでいます。お餅とあんこのしっかりおやつも、この爽やかさで何個でも食べられちゃうんだとか。

たっぷりあんこの素朴な味わい「まんじゅう」

土佐の日曜市で田舎寿司を販売する人気店に、食べ歩きスイーツとしてもおすすめの一品があります。2個入り100円の大きなおまんじゅうです。

その日によって異なる味が楽しめるもちもちの生地に、これでもか!という程たっぷりつまった特製あんこ。しっかりした粒あんは、甘すぎずあっさりと平らげられます。もちもち生地はレンジで温めるとふわふわに変身するとのことなので、ホテルに持ち帰って夜食にしても美味しいかもしれませんね。

土佐の日曜市へのアクセスは?

土佐の日曜市は、高知城の目の前・追手筋という直線道路で東西約1.3kmに渡って開催されます。その最西端は、JR高知駅から南に7分歩いた先から始まります。心地よい朝日に包まれながら歩いて向かうのも良いですね。電車をご利用の場合は、路面電車・とさでんの蓮池町通駅が便利です。駅から50m程で土佐の日曜市に到着できます。

土佐の日曜市に駐車場はある?

土佐の日曜市へは、車で行くのもおすすめです。日曜市でたくさん買ったお土産を持ち帰るのにも、車があると便利ですよね。筆者が訪れたときは、四国一周ドライブの途中でした。日曜市で朝食を食べてから高知城を見学、仁淀川沿いを北上。高知の魅力をたっぷり満喫できるので、おすすめのドライブ旅行です。

土佐の日曜市には、専用駐車場はありません。でも、コインパーキングは周辺にたくさんあるのでご安心を。専用駐車場に並ぶより、むしろスムーズで良いかもしれませんね。コインパーキングは、土佐の日曜市が開催される追手筋沿いにもありますし、北側の路地にも比較的安い駐車場がたくさんあるようです。高知城付近に停めると、そのまま高知城見学して観光に出掛けられるのでおすすめです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする