都心から気軽に行くことができる小旅行の先の一つ「日光」。
修学旅行などの団体旅行で行ったことはあるものの、なかなか個人では行かない場所でもあるかもしれませんね。
この記事では東京在住の筆者が調べに調べ、何が一番安く、効率良く日光に行くことができるかを「交通手段」と「都内の出発地点」で分類しお伝えしていきます。
【日光に安く行く方法】日光駅までの交通手段
日光駅までには新幹線、特急、普通列車、バスなど様々な方法があります。
しかし安く行くとなるとその方法とルートは出発地によって異なります。
従って今回は出発地の駅を浅草、新宿、東京の3か所に絞ってご紹介します。
【日光に安く行く方法】日光まで電車で行き観光する
浅草駅から出発する場合
浅草・北千住駅付近もしくは定期内なら普通列車(東武線)を使うのがお得です。
乗換:1回
所要時間:2時間半~3時間
運賃:片道¥1,383(ICチップ運賃)
【メリット】
「安・近・短」の三拍子です!
乗換も1回、所要時間もあまり特急と変わらず、運賃も安く済みます。
【注意点】
このルート通りで行くには、東武線の本数が限られますので、事前に調べることをおすすめします。また、乗換の接続が悪い場合は3時間かかる場合もあります。2時間半で到着するためには何時発の電車に乗るべきなのか行きの電車時間はもちもん、帰りの電車時間も目標を定めてから日光を楽しみましょう。
新宿駅から出発する場合
最寄りが新宿の方や新宿まで定期圏内なので新宿から行きたい方はこのルートがおすすめです。
浅草駅(東武日光線 特急けごん号)→東武日光駅
浅草駅(東武日光線 特急きぬ号)→下今市駅(連絡電車乗り換え)→東武日光駅
乗換:1回
所要時間:約2時間40分~3時間
運賃:片道¥2,640(ICチップ運賃)
【メリット】
・一番安く行く方法です。
【注意点】
・乗換の接続が悪い場合は3時間かかる場合があります。出発のオススメは比較的接続が上手く朝8~9時台の電車です。
・東京駅から出発するよりも値段が上がります。東京で前泊をお考えの際は、新宿駅ではなく東京駅付近がおすすめです。
東京駅から出発する場合
乗換:1回
所要時間:約2時間30分~3時間
運賃:片道¥1,975(ICチップ運賃)
【メリット】
・在来線を利用すれば、上記以外にも様々な方法で行くことができますがこの方法が一番安いです。
・乗換も1回しかない為、スムーズに到着することができます。
【注意点】
・こちらも同じく乗換の接続が悪い場合は約3時間かかる場合があります。
出発のオススメは朝8~9時台の電車です。比較的接続が上手くいきます。
【日光に安く行く方法】日光まで特急で行き観光する
安くはありませんがもちろん特急を使えばより時間短縮になりますし、本数も増えるので時間を気にせずに観光を楽しむことができます。
浅草駅から出発する場合
浅草駅(東武日光線 特急けごん号)→東武日光駅
浅草駅(東武日光線 特急きぬ号)→下今市駅(連絡電車乗り換え)→東武日光駅
乗換:0~1回
所要時間:約1時間50分
運賃:片道¥1,383(ICチップ運賃)+¥1,470(特急券)合計:¥2,853
※特急券は平日¥1,360、午後割・夜割で¥1,050と割引価格で利用できます。
【メリット】
・所要時間の短さはナンバー1です。
・乗換も特急けごん号なら乗換不要、特急きぬ号でも乗換1回で到着できます。
・東武線のみを使うより、本数が多く運行しているためゆとりをもって旅を楽しむことができます。急な旅程変更や遅刻寝坊にも柔軟に対応可能です。
【注意点】
・特急を利用する分、特急券代¥1,470がプラスとなり、どうしても運賃は上がってしまいます。時間をお金で買うことを優先する方向けのアクセス方法です。
新宿駅から出発する場合
新宿からならば乗換なしで行けるJR特急日光号が便利です。値段よりも楽さや時間短縮を優先する方ならこちらがおススメです。
乗換:0回
所要時間:約2時間
運賃:片道¥4,080(ICチップ運賃)
【メリット】
・この方法の一番のメリットは乗換ゼロ。
・所要時間は短くすることができます。
・接続が良く、本数が多く運行しています。
【注意点】
・特急券分、運賃は上がります。時間をお金で買うことを優先する方向けのアクセス方法です。
東京駅から出発する場合
早さ、便利さをとるなら特急ではなく新幹線利用がおススメです。
所要時間:約1時間50分
運賃:片道¥2,640(ICチップ運賃)⁺¥2,510(特急券)合計:¥5,150
ルート:東京駅(新幹線なすの)→宇都宮駅(JR日光線)→日光駅
【メリット】
・所要時間は一番短いです。
【注意点】
・今回のアクセスの中で最も交通費がかかかる方法です。快適さを優先する方向けです。
【日光に安くいく方法】日光到着後はバス移動がお得
日光の観光は基本的にバスで移動するのがおススメです。メジャーな観光地にはバスが張りめぐらされており、バスの停車順に巡れば効率よく観光地を巡ることができます。
特に浅草付近からの出発ならば電車・バス乗り放題の『まるごと日光東武フリーパス』がお得です。
『まるごと日光東武フリーパス』とは日光地区の鉄道、バスが乗り降り自由なフリー切符です。二社一寺、明智平、中禅寺温泉、戦場ヶ原、光徳温泉、湯元温泉等、日光を満喫することができます。
『まるごと日光東武フリーパス』は発売時期や出発駅で値段が変動しますが、10月に浅草から出発した場合は¥4,610です。浅草ー東部日光間の往復特急料金(指定席代金除いて¥1,383×2(往復分)=¥2,766)やバスでの移動、指定施設の割引(ロープウェイの乗車券など)を加味すると元とれます。
例えば、フリーパスを利用せずに清算した場合、東部日光駅付近から湯元温泉や中禅寺湖方面への料金は1,000円近く行きます。往復で2,000円近くなるのでそれだけで元を取ることができます。ちなみに私はバス移動だけで2,000円以上使ったので十分元が取れました。
日光の各種フリー券について
『まるごと日光東部フリーパス』は東京から区間が含まれていましたが、日光市内のみ乗り放題の『湯元温泉フリーパス』『中禅寺温泉フリーパス』 『霧降高原フリーパス』『大笹牧場フリーパス』『霧降の滝フリーパス』の5種類のフリーパスもあります。
浅草からの出発ではない人は東部日光駅で市内観光のみのフリーパスが買えますので是非そちらをお勧めします。
※自分が行きたいところまで区間が含まれているか必ず確認してくださいね。
ちなみに今回わたしが利用したのは『中禅寺温泉フリーパス』です。こちらも『まるごと日光東部フリーパス』同様、施設の割引などの特典がついているので十分元をとることができました。
「東武日光駅」or「日光駅」を目指せばOK!
出発地によって到着駅が変わります。
浅草から東武鉄道に乗ると「東武日光駅」。
新宿などからJRを利用すると「日光駅」。
ただ、どちらも目と鼻の先の距離。徒歩にして3分ほどなのでどちらに着いても問題ありません。沢山ルートと方法をご紹介してきましたが、とにかくこのどちらかの駅を目指しましょう。
ぜひお得に移動し、日光を楽しんでいただけると嬉しいです!
執筆:ライターSさん
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