スペイン語独学何から始める?初心者にも役立つアプリ・サイト情報も!

執筆:ライターYさん

私は2021年4月現在、スペインに住んでおり、毎日スペイン語がないと生活できないような環境で暮らしております。スペインに来る前の半年間は、日本で社畜をしながら隙間時間を使ってスペイン語をひたすら独学で勉強しておりました。

スペイン語を独学で始めた頃は、毎日読めないスペイン語の本を読もうとしたり、1ミリも聞き取れない高速なスペイン語のニュースを聞き取ろうとしたり、スペインでは使わない南米のスペイン語の単語を覚えたりするなど、正直、空回りばかりの学習になっていました。

スペインへの引っ越しが近づくにつれて段々焦り始め、学習内容を1から見直すことになりました。そのおかげで低迷していたスペイン語学習が一気に伸び始めて、スペインに引っ越すころには、生き延びるのに必要最低限の会話はできるようになっていました。

この記事では、私の失敗談からスペイン語初心者がスペイン語を独学で始めるときに、知っておくべき情報をご紹介していきます!



スペイン語を独学!何から始めるべきか

スペイン語をゼロから独学で始めるときにずやるべきこと

スペイン語の独学を始めるときにやるべきことは…

  1. どの地域のスペイン語を学ぶか決める
  2. 選んだ地域で使われている語彙、文法以外は学習内容から除外する
  3. スペイン語の学習目標を設定する
  4. 学習目標達成に関係ない学習事項はとりあえず放っておく

スペイン語を独学で勉強するときにまずすべきことは、大まかな目的を明らかにすることです。スペイン語圏は広大で、地域によっては違う発音、単語、文法を使ったりするので、まずは目的によってどの地域のスペイン語を学ぶかを絞り込むことが重要です。そして、スペイン語を学習して、何がしたいのか目標を設定することがとても肝心になります。

私の場合は、スペインのグランカナリア諸島で生活するのに必要なスペイン語能力が第一目標でした。その為に、グランカナリア諸島では使わない「Vosotros(あなた達)」の動詞の活用は一切無視したり、普通の生活をしていて使うことのない単語や文学的な単語は、暗記のリストから除外するなどしていました。また、日本で生活していてよく使っていた語彙などは、スペインに行ったとしてもよく使う場合が多いので、優先的に暗記していました。そして、生活に一番必要な、読んだり、聞き取って話すことに力をいれ、正確な文法を使って書く練習は後回しにしていました。


スペイン語を独学!テキストはどうすべき?

語学を勉強するうえで、語学テキストはどれがいいのか悩む方が多いかもしれません。私もスペイン語のテキストを何冊か購入しました。しかし、スペイン人のネイティブの方が言うには、日本で売っているスペイン語のテキストの例文などは、実際のスペイン語では使わない、または不自然でフォーマルすぎる表現だらけだそうです。

個人的にはスペイン語検定の対策にテキストを購入するのはいいと思いますが、キクタンなどの単語帳以外は特に必須ではないと思っています。文法の説明やリスニングの練習などはテキストよりYouTubeなどの方が便利ではないかと思います。

また、AmazonのKindleにはスペイン語初心者レベル(A1やA2)から読める小説が配信されているので、読解の練習や語彙の学習にも便利です。詳しくは本記事のAmazon Kindleアプリでご紹介します。


スペイン語を独学!便利なツールを活用した勉強法

スマートフォン、タブレット、パソコンなどの便利なツールの利用は、スペイン語の独学には必須といっても過言ではありません。スマートフォンなどのアプリの中には、”Duolingo”など無料で使えるアプリがあります。インターネットでもスペイン語の文法の問題を解く練習ができるサイト等があり、お金をかけずに使えて効率よく行える勉強法は沢山あります。

スペイン語の独学に役に立つアプリ

スペイン語の独学に役に立つアプリ:Duolingo

語学学習アプリの中で最も有名なアプリだと思いますが、スペイン語を学ぶ場合賛否両論があるかと思います。しかし、私はスペイン語初心者が独学を始めるには最適のアプリだと思っています。

まず、否定的な部分はスペイン語を英語で学ぶため、日本人にとって多少不便です。正しい答えを書いたはずでも、英語の細かい文法が違うと容赦なく不正解と言われたりするなど、スペイン語を勉強したいのにいつの間にか英語の勉強になっているときがあります(英語とスペイン語両方を同時に勉強できるというポジティブな見方もできますが)。また、「公園で馬がバイクを運転しています」などわけのわからない文が出てくることもあり、学習者から困惑の声が上がっているのを見たことがあります(笑)

しかし、個人的には初心者が独学で勉強し始める場合は、ポジティブな面が際立っているアプリだと思います。スペイン語を独学で勉強するのに一番重要なモチベーションの維持という意味で、Duolingoは計算しつくされたアプリです。まず、少し中毒性のあるゲーム感覚でカジュアルに学習できるので、スペイン語初心者の学習のモチベーションを維持してくれます。また、わからない単語をタッチすると、英語の翻訳がポップアップで出てきたり、問題の正解、不正解がその場で出るのも学習をスムーズにすることを可能にしています。なので、スペイン語をゼロから始める場合、基本的な文法や語彙を学び始めるには最適なアプリだと思っています。

総括すると、英語が中級者以上で、スペイン語を独学でゼロから始める方には絶対おすすめのアプリです。


スペイン語の独学に役に立つアプリ:Amazon Kindleアプリ

言わずと知れたAmazonの便利な電子書籍のKindleです。良い点はスペイン語の本を特に輸入注文して届くまで待つ必要もなく、購入してすぐにダウンロードして読める手軽さが便利です。Kindle Unlimitedなら、様々なスペイン語の本を追加料金なしで読み漁れるので、いろんな本を手軽にダウンロードして、不必要なら即削除することもできます。初心者におすすめなのは、Spanish novel for beginners(A1)と(A2)をKindleで検索すると出てくる、黒い表紙に真ん中に一枚写真が貼ってあるのが特徴の本です。因みにA1,A2等の意味は、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)というヨーロッパでの語学レベルを示す単位で、A1、A2が初心者で、中級者がB1,B2、上級者がC1,C2です。

スペイン語を勉強し始めて間もないころは、A1、A2レベルの本から始めることをおすすめします。Spanish novel for beginnersは各章ごとにまとめがあるので、途中で物語を見失うことがなく最後まですらすらと読めます。

因みに私はいきなりハリーポッターのスペイン語版から始めて、何も理解できずページだけ進んでいくという無駄な時間を過ごしたことがあるので、まずは簡単で短い物語を読むことが何よりも大切です。

スペイン語の独学に役に立つアプリ:西和中辞典・和西辞典 – 物書堂アプリ(Appleユーザーのみ)

iPhoneやipadで便利に使える電子辞書アプリです。辞書としてだけではなく、語彙の学習にもとても便利です。付録についている重要語Aランク(基本単語)はスペイン語→日本語と日本語→スペイン語の両方あり、暗記カードのように使えるのがとても便利です。実際、私はスペイン語を独学で勉強していたころも今も、このアプリで語彙の勉強をしています。

ブックマーク機能もあり、学習したい語彙などをブックマークとして登録し、自分だけの単語帳を作ることができます。登録したブックマークをエクセルなどにテキスト化して出力することができるので、とても便利です。

辞書としてもいつでも手軽に調べられるという便利さがあり、iPhoneを使っている方は絶対に使うべきアプリです。

スペイン語の独学に役に立つサイト

スペイン語の語彙や文法の練習にとても便利なサイトが1つあるのでご紹介します。

“Aprender Español” というスペイン語のサイトになりますが、スペイン語を始めたばかりの方でも問題なく使えるほどシンプルなサイトで、文法や語彙だけでなく短いストーリーも複数あるので、読解の練習もできます。

私はスペイン語の動詞の活用が苦手だったのですが、このサイトで苦手を克服しました。スペイン語の動詞の活用は不規則が多すぎるので、何度も練習して覚えるしかありません。このサイトではその練習を無料で手軽にすることができます。

サイト”Aprender Español” のURLはこちら

その他スペイン語の独学で試してみるべき方法

  • スペイン語の学習にYouTubeを積極的に使う(文法の授業や語彙の説明動画等が無数にあります)
  • 語学交換アプリを使って、スペイン語のネイティブスピーカーとチャットをしてみる
  • スペイン語で独り言を言ったり、頭の中でフレーズを作る練習を隙間時間に行う



スペイン語を半年間独学で勉強:筆者の体験談

スペイン語を独学:社会人の時にしていた独学の失敗と成功

私は上述の通りスペインへ引っ越す前、サラリーマンをしながら、半年間独学でスペイン語を勉強していました。スペイン語を独学し始めた当初は、とりあえず知っているストーリーのスペイン語版を読んでみようという浅はかな考えで、ハリーポッターのスペイン語版を読み始めました。1か月かけて読み終わったのですが、毎日膨大なアルファベットを眺めていただけで特になにも学ぶことがありませんでした…。また、語彙の学習も8000語収録されている単語帳を、はじめから眺め始めるということをしていました。

最初の3か月間くらいはそのような勉強方法でスペイン語を独学していたので、もちろんスペイン語が全然身に着かず、さすがに学習方法を見直しました。まず、初心者のうちは長文を読みまくるのはやめて、Duolingoを使って短文の問題を聞きとったり読んで解きまくるという方向に修正しました。単語の勉強も日本語の日常会話等で使うもの以外は全て無視するようになり、西和中辞典・和西辞典のアプリのブックマーク機能を利用して、まず覚えるべき単語のみを集中的に繰り返して学習しました。

学習方法を見直してある程度スペイン語が身についてきたときに、Kindleで読めるスペイン語初心者向けの小説を読み始めました。ハリーポッターのスペイン語版を無謀にも挑戦した時とは違い、スペイン語で簡単な本を読めているという達成感と、知らなかった語彙や表現を新しく学ぶことができるようになり、ようやく有意義な学習をすることができるようになりました。


スペイン語を独学:スペインに引っ越した時に感じた成果

最初の3か月は効率の悪い勉強方法をしていたものの、残りの3か月は勉強方法を改善し、独学でスペイン語をある程度伸ばすことができました。

合計半年間のスペイン語の独学を経てスペインに引越して地元の人と話した時、もちろん円滑にコミュニケーションは取れませんでしたが、最低限の会話はできるようになっていました。聞き取って理解するだけではなく、自ら話すときにその語彙が自然と出てくるようになったのは、覚えるべき日常会話の単語を集中的に繰り返して学習した成果なのではないかと思います。

また、スペインへ引っ越した後、本格的にスペイン語を勉強するべく、スペイン語の語学学校に通い始めました。(数か月でスペイン語学校はやめて独学に戻りましたが…)授業が始まった時、他の生徒が苦労していた難しい動詞の活用も感覚的に、すぐに習得することができました。Duolingo等で何度もスペイン語の文章に触れていたおかげで、動詞の活用等複雑な文法事項も記憶の奥深くまで刷り込まれていたからではないかと思います。



スペイン語を独学:ハリーポッターも読めるようになれる

スペインに引っ越して来て7か月が経ちますが、今はスペイン語でコミュニケーションを取ったり、ハリーポッターのスペイン語版を読めるようになりました。全てはスペイン語初心者として、独学を正しい方法に修正したことに繋がると考えています。私のスペイン語はまだまだで、スペイン語習得にはまだほど遠いですが、これからも頑張っていきたいと思います。

これからスペイン語を独学で学習したい方や、独学でつまずいてしまっている方にとって、本記事が少しでもお役に立てればとてもうれしいです。

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