ベトナム陶器・食器の魅力ご紹介|通販や東京でも買える<せかほしでも紹介>

3月16日再放送(2021年2月4日放送)の「世界はほしいモノにあふれてる」では、ベトナムの陶器を紹介していました。

いまや世界的に有名なベトナムの陶器。番組で紹介されていた以外にも、魅力的なブランドがたくさんありましたので、まとめてご紹介いたします。



ベトナム陶器:ベトナム伝統の文化を感じる2大陶器

日本の有田焼や美濃焼などのように、ベトナムにも陶器に適した粘土がとれ、昔から陶器作りが盛んな地域があります。訪れたら絶対買いたい「ベトナムと言えば!」な伝統の陶器をご紹介します。

ベトナム土産!食器はバッチャン焼きで決まり

ベトナム北部・ハノイにあるバッチャン村。ここで伝統的に作られているのが、バッチャン焼きです。バッチャン焼きはベトナムを代表するような文化で、いまや世界中で有名になりました。

引用元:vietnamnavi.com

ベトナムに訪れたらぜひ買いたいお土産のひとつですが、バッチャン村で作られたもの以外はバッチャン焼きとは呼べないので要注意。本物のバッチャン焼きは、裏面に「Bat Trang Vietnam」の刻印がされています。

11世紀ごろから産出されていた、陶磁器に適した白い粘土に藍色の絵付け。金魚、菊、トンボなどの素朴な絵柄が伝統的なバッチャン焼きでしたが、近年は「ニューバッチャン」と呼ばれる新しいバッチャン焼きも広がっています。形も色も、柄もさまざまで、シンプルで使いやすいもの、飾りたくなる程可愛いもの、お好みに合わせて選べるのも楽しいですね。



幻のベトナム陶器?ソンベ焼きに再注目

北のバッチャン焼きに対し、ベトナム南部はソンベ焼きが有名です。ホーチミンのお隣にあるソンベ村で作られています。

クリーム色の淡い地色に、藍色で施された花柄や抽象柄。素朴で使いやすいその食器は、もともとベトナム南部の家庭や食堂で使われていた、庶民のためのものでした。技術が発展してメラミンやプラスチックのお皿が増えてからは、ソンベ焼きは少なくなっていってしまいました。

古くからソンベ焼きに慣れ親しんだ世代にとっては見飽きたものでも、プラスチックのお皿に慣れてしまった若い世代にとっては、新しく新鮮なものに見えたりします。最近は、ソンベ焼きの優しくあたたかな風合いに、再度注目が集まっているようです。量産品のお皿に飽きてしまった方は、ソンベ焼きを取り入れてみると食卓が彩るかもしれませんね。



ベトナム陶器|ハイセンスな2大陶器ブランド

バッチャン焼き、ソンベ焼き以外にも、ベトナムには押さえておきたい陶器があります。中でも ブランドをご紹介します。

ベトナム陶器|食卓を個性的に彩る「amai」

ホーチミン発の陶器ブランドで、「East meets West」をテーマにベルギー人とオランダ人のデザイナーが創業した「amai」。カラフルで、シンプルながらも個性的な食器は、食卓に明るさを運んでくれます。マットな質感も、つるりとした表面も、無駄のないシンプルな形も、遊びのある変わった形も、とにかくたくさんの種類があるので、お好みの一品を追求できます。一式揃えたくなってしまいますね。

引用元:ホーチミン観光情報ガイド

老舗の高級ベトナム陶器「ミンロン」

1970年創業の高級ブランド「ミンロン」。家庭で日常的に使える食器から、誰がいつ使うの?というような匠の技で装飾された一品まで、幅広いラインナップです。真っ白で美しい地色に、さまざまな絵柄や造形が施されています。高度な技術を駆使して焼き上げられた美しい陶器は、ベトナム首脳陣が外交訪問の手土産として持参するほど。食卓の一張羅として、おひとつお迎えしてみてはいかがでしょうか。

ベトナム陶器「amai」も「ミンロン」も通販でも買える!

「amai」や「ミンロン」は通販でも購入可能です。残念ながら日本語の公式オンラインショップはありませんが、Amazon、楽天市場などの大手通販サイトや、海外のブランド品を現地価格で購入できる「BUYMA」、世界各地の工芸品を販売する「マライカ」でも取り扱っています。現地に行けない方も、チェックしてみてください。



ベトナム陶器を東京でも買いたい!

東京でもベトナム陶器を購入できる数少ないお店をご紹介します。陶器を買いにふらっとベトナムまでお出かけするのは難しくても、近場で手に取れるのは嬉しいですね。

ベトナム陶器バイヤー 坂野さんのお店『333』<せかほし>

3月16日再放送の「世界はほしいモノにあふれてる」にも出演されていたバイヤー、坂野高広さんのお店。ベトナムやタイを中心とした、アジアの雑貨を扱うセレクトショップです。9がベトナムで縁起の良い数字とされていることから、3×3で『333』と名付けたんだとか。

東急東横線学芸大学駅から徒歩3分の好立地、木のぬくもりを感じるあたたかな店内には、ベトナム雑貨がずらり。バッチャン焼きも、番組で紹介されていた「幻の陶器」ヴィンテージソンベ焼きもこちらで扱っています。

企画会社が営む海外雑貨屋さん『庫-kho-』

アジアでのプロジェクトも多く手掛ける企画会社・AABインクが経営する雑貨屋さんです。ベトナムに限らず、海外スタッフが買い付けた「お気に入り」が勢揃い。JR・東京メトロ日比谷線の八丁堀駅から徒歩2分にある小さなお店では、素朴で可愛いバッチャン焼きを購入できます。



執筆:ライターKさん

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