ハグ文化はなぜあるの?日本人にはあまりないハグ文化/海外文化は面白い!

海外には、日本にはあまり馴染みのない「ハグの文化」がある国々がありますよね。

私はかつて憧れにあこがれてやっと行った米国に3年間留学をしていました。自国日本と比較して、それぞれの習慣や文化の違いや、それぞれに良いところや見習うべきところもあるなと感じました。

その中で、これは日本にも浸透して欲しい!そして懐かしく思うことの一つに「ハグの文化」があります。そこで今回はそんな「ハグの文化」についてみていきたいと思います。

海外文化は面白い|ハグの文化はなぜあるのか

米国に限ったことではないですが、世界には「ハグの文化」はを持つ国はたくさんあります。ハグにより様々な形の愛情を表現することができます。なにも家族や恋人だけに限ったことではなく、学校のお友達、バイト先の仲間など自分に関わる人への親密さや友情、はたまた喜びの共有や慰めなどの時にも行われます。

国によってお作法は違えど人は本来スキンシップの欲求を持っているものです。現にハグの文化がない日本でも、子供は照れもなくハグを求めてきますよね。そして大人もそれに普通に答えます。(ある一定の年までは。。。)



海外文化は面白い|ハグの文化がない日本

日本を含むアジア圏ではハグの文化がない国が多いです。そして上述したように子供のころは本能かのようにスキンシップを求めてハグをし、安堵します。でもだんだん大人になるにつれて、宗教や文化的な背景から、人前でハグをすることがタブーになってきてしまうんですね。

スキンシップが過度に性愛的なものとみなされてしまう国ではハグの文化がないようです。人前でのスキンシップが禁止されている国としては、インドやイスラム系の国などがあるようです。



海外文化は面白い|I miss ハグ文化

私も最初渡米したときは、相手が当たり前にハグをしてくるからやっているという感じでした。でもそのうち親しい人と久しぶりに会った時やまた別れるときなどには、心からハグをしたいと思うようになりました。恋人に限った話ではありません。

ちなみに私は留学中に日本に帰国したのは1度だけでした。1年ぶりくらいに帰国して、母が迎えに来てくれた時、バスを降りて久しぶりに会った母に思わずハグしてしまいした。その当時は何の気なしできてしまいましたが、今思うと母は「あーアメリカから帰ってきたんだな。この子は。」と思ったのではないかと思います。家族ですから、母も喜んでいましたけどね。記憶をたどれば、私の実家は田舎なもので、何事かと思ったように見ている人もいたような気がします。

以前、日本に住んでいる外国人のお友達にこの気持ちを話したら、「わかる~!」と言っていました。ハグをみんなにしたいけど、日本ではなかなかできないと。



海外文化は面白い|ハグは孤独度を緩和する?

スキンシップの少なさは孤独度にも影響するという説もあるようです。それに日本はこんなに安全で素敵な国ですが、悲しいことに自ら命を絶つ人がとても多い国の一つですよね。そんなことを思うと、本能のままにいつか日本でもハグの文化が浸透するといいな!と思っています。

ちなみに・・・まずは自分から行動!と思い、夫に毎朝ハグをしようと試みたことがあるのですが、短い期間で終わってしまいました。。。泣。私も帰国してからもう15年くらい経っています。完全に日本に馴染んでしまっていますね(泣)

皆さんはどのようにスキンシップをとっていますか?

異文化を知っていくことは、これまでの自分の当たり前を疑って、異なるものを理解していくこと。僭越ながらこの先には世界の平和に繋がる第一歩なのかなと思いながら、今回の記事を終えたいと思います。

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