世界には苗字(姓)をもたない国が意外に多くあることをご存知ですか。その昔は日本も苗字(姓)を持っていなかったようです。現在でもそれを引き継いでいるのは天皇家だけだそうです。
今回は実際に今でも苗字(姓)を持たない世界のお国について、私の友人のお話も含めてご紹介したいと思います。
ちなみにですが、私が大事にしたいと思っていることに、日本とは異なる外国の文化を知ること・理解することは、規模が大きな話になってしまいますが、延長線上には「世界の平和」に繋がると信じて、情報をお届けしてまいりたいと思います。
苗字がない国「ミャンマー」
民族による違いは多少あるそうですが、ミャンマーでは苗字を持たないそうです。これはつまり、家族同士であっても同じ単語となる苗字を持たないということです。個人が重んじられているからだといわれています。
苗字がない国「モンゴル」
モンゴルも同様に苗字を持たない人がかなり多いようです。
知人にモンゴル系の中国の方がいて、その方のお名前は「とうな」(仮称)さんといいます。
「とう」が苗字で「な」が名前であるか聞いたところ最初「うーん、”とうな”と呼んでください」と回答されました。
後日、よくよく詳細を伺ってみるとモンゴル系の方は苗字がない人が結構いるようで、各種書類上でも特に記載しないそうな(@@)(驚)
その方は日本在住歴も長いのでおそらくこの手の質問は多く受けてきただろうなと思いつつ、私の知的欲求に勝てず、いろいろと伺ってしまいました。
まとめるとこんな感じの認識だそうです。
(あくまで個人的に思うところとおっしゃっていました)
モンゴル系の方は
・苗字を持っていない人が一定数(けっこう)いる。
・苗字がなくても普段困っていない。
・苗字をもっていても認識していなかったり使わない人が一定数(けっこう)いる。
・ただし、中国圏で生活しているため、中国に倣い書類上記載が必要なときもあるため、勝手に「とう な」と分けて使っている。行政的な手続きはなし。
・この方は、親も苗字を持っていないとのこと
・さらに外国に住んでしまうとより制限は甘くなるため、今や完全に日本でも「とう な」で記載している。(よく海外に住むと勝手に自分の名前つけちゃったりしますよね。日本人もやってます。)
・歴史的背景として、(おそらく)家族単体で生活するよりも民族みんなで生活していたため、親も子も混ざって生活しており子供はみんなで育てるにあたって、苗字というグループはそこまで重要ではなかった。
ちなみに、最後の歴史的な理由に関する真実はわからないとはおっしゃっていました。
他にも苗字がない国々
他にもエチオピアやアラブ諸国なども苗字を持たないようです。
苗字のない国|まとめ
このように世界には苗字を持たない国が結構あるんですね。
日本と米国でも姓名の順番が違ったり、ミドルネームを持つか持たないかなど違いがあるように、日本に住んでいて苗字があるのが当たり前と思っているとなかなか驚きますよね。
でもこれぞ異文化!
これまでの自分の当たり前を疑って、異文化を知っていくこと、僭越ながらこれが世界平和の第一歩なのかなと思っております。
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