日本語教師として海外で働くには資格がいるのか?体験談からご紹介

日本人が海外で働く時、現地の人が持っていないスキルを身につけないと就職が厳しい場合が多いです。しかし、日本人なら誰でも1つ強力なスキルを持っています。それは日本語です。日本語は非母語者にとって習得は難しく、自然な日本語を身に着けるのは至難の業です。なので、日本語は日本人が独占的に持っているスキルと言えると思います。

私が住んでいるスペインのある町では失業率が70%というとてつもない状況になっていますが、無知識未経験の状態から日本語教師として資格なしで働かさせて頂いてます。

今回は私の経験や見聞きしたことをもとに、資格なしでも日本語教師になれるのか、給料は一般的にどうなのか、日本語教師の需要はあるのかをご紹介していきます。


日本語教師として海外で資格なしで働けるのか?

冒頭でも述べましたが、私は資格なしで日本語教師として日本語学校で働いています。日本国内でも日本語教師関連の資格なしで、だれでもいつ何時でも日本語教師になれます。

海外のほとんどの国では採用条件はテキトーなので、無資格でも最低限のコミュニケーション能力があり、礼儀正しければ採用してくれる可能性が高いです。現に私は特にコミュニケーション能力が特別高いわけでもなく、人見知りがとても高く、スペイン語はまだまだですが、スペイン人の生徒に日本語を問題なく教えれています。

これから海外で日本語教師として働きたいけど、無知識未経験なうえに現地語が微妙だと心配している方も是非チャレンジしてみてください。やる気と外国人の生徒さんに真剣に向き合える精神さえあれば、必ず日本語教師になれます。私でさえ日本語教師になれましたので!


海外での日本語教師のお給料は

海外と言ってもヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ等のそれぞれの国で経済水準が違うので一概には言えませんが、海外での日本語教師としての収入だけでは、「何とか生活できるレベル」から「それだけでは生活は難しい」の間くらいです。

私が働いている学校の時給は10ユーロで、日本円にすると大体1300円なので、日本での多くの飲食店などのバイト代よりは多いです。しかし、1日に行う授業が1コマの時もあるので、勤務時間が短い日が多いです。

勤務時間が短くても、日本語教師として最も重要な仕事は授業の準備です。1~2時間の授業を準備するために、更に1時間以上の準備時間がかかる時もあります。勿論その準備にかかった時間の分の時給は出ない場合がほとんどなので、授業の準備等が苦にならない人に向いているお仕事だと言えると思います。

総括すると、日本語教師の給料は現地で生活するにはギリギリの給料だが、授業を準備する時間が少しかかることを除けば、拘束時間は少ないので趣味や副業に専念することができます。海外での日本語教師という職業は、物質的な豊かさより精神的な豊かさを求める人に合っていると個人的に思います。


日本語教師は海外で需要があるのか

日本語を学習したい人は、世界中にとてもたくさんいます。確かに日本語は日本国内でしか話されていない言語で、英語などのグローバルな言語と比べて分が悪いようなイメージがありますが、それでもアニメなどの影響力で子供から年配の方まで日本語を学習したいといった外国の方が多いです。

私がオーストリアのウィーン大学で留学をしていた時、日本語学科は大学内の外国語学部で上位を争うほどの人気学科でした。毎年100名以上の学生が日本語学科に入学してくるそうで、日本人留学生に授業の補佐をお願いするほど、ウィーン大学の日本語の先生は大忙しです。

また、私が住んでいるスペインの離島の町は20万人程度の人口なのですが、私が働いている学校も開校して1年も経たないうちに生徒数が70人を超えたそうです。生徒さんの中には5歳児も複数名いて、アニメや漫画の影響力の凄まじさを目の当たりにしました。また、アニメが嫌いな年配の方も何人か生徒にいて、アニメの影響だけでなく日本の伝統的な文化なども日本語学習のきっかけになっているようです。

ヨーロッパで日本語がそこまで人気の言語だとは考えていなかったので、日本人としてはうれしいことですよね!


日本語教師になってよかったこと

私がスペインに引っ越すことになった時、まさか日本語教師になるなどゆめゆめ思ってもみませんでした。スマホの使い過ぎで漢字は書けなくなり、学校での国語の成績は悪かったので、日本語教師には向いていない人間だと思っていました。

しかし、何事もやってみない事にはわからず、今日本語教師として日々日本語を教えていて、とてもやりがいのある仕事だと感じています。日本語を教えることは決して簡単なことではありませんが、うまく教えられた時や生徒さんが楽しんでくれた時はとてもうれしいです。

日本語を教えていると、母語である日本語と真剣に向き合うことになり、今まで気づかなかった日本語の面白さや、間違えて使っていた言葉や文法などを学ぶことができます。他の言語をいくら勉強しても、母語よりもうまく使うことは不可能なので、母語である日本語を大切にしないといけないと考えるようにもなりました。

日本語教師としての一番の醍醐味と言っても過言ではないことは、他国の文化や違う世代の考え方などの情報がたくさん入ってくることです。私はスペインに関して全く知らない状態で、スペインに引っ越してきたのですが、生徒さんたちのおかげで様々な情報やスペイン人の習慣などを現地人の生の声で聞くことができています。また、日本について沢山質問されるので、日本に関する事も勉強するきっかけになります。


海外で日本語教師として働くのがおすすめな人は…

最後に、海外で日本語教師として働くのがおすすめな人は下記のような人ではないかと思います。

  • やりがいのある仕事がしたい人
  • 外国の文化や習慣を詳しく知りたい人
  • 給料より自由な時間が欲しい人、副業もしたい人
  • 海外に引っ越してきたけど、なんの仕事から始めたらいいのかわからない人

執筆:ライターYさん



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする