テネリフェ島観光・行き方など~大西洋のハワイ?幸運の島!

日本からユーラシア大陸とアフリカ大陸を超えた先の大西洋に、テネリフェ島というヨーロッパ屈指のリゾート地があるのはご存知でしょうか。

日本では知名度が低いテネリフェ島ですが、夏は雨がほとんど降らずカラッと晴れていて、冬も雨が少なく涼しく過ごしやすいという、理想的な常春の気候なので、幸運の島と呼ばれています。

幸運なのは気候だけではなく、地震や台風等の自然災害は皆無で、きれいな海やスペイン最高峰のテイデ山など大自然にも恵まれていて、幸運の島という表現が大げさではないと言えると思います。

今回はそんなテネリフェ島の魅力をご紹介していきます!



テネリフェ島の観光おすすめスポット

テネリフェ島は大きく南北に分けられ、緑の大自然とカナリア独特の街並みを楽しめる北部と、きれいなビーチが点在するヨーロッパ屈指のリゾート地である南部に分けられます。

テネリフェ島観光:北部

北部はテネリフェ島の首都のサンタクルスや、昔の首都ラ・ラグーナ等の島の主要都市や、緑豊かな険しい地形が特徴の大自然があります。冬には少し雨が降ることもあり、植物が豊富な地域なので、ハイキングに最適な場所です。また、ガラチコやラ・ラグーナ等のカナリア諸島独特の街並みも見どころの一つです。また、日本の富士山の先っぽが尖がったような形のスペインで一番高いテイデ山という休火山があり、ロープウェイで頂上まで行けます。

テネリフェ島の北は緑豊かです

テネリフェ島北 ガラチコ

ゴツゴツした岩の岸に打ちつける真っ青できれいな海に、白い壁とオレンジ色の屋根の建物がとても映える町ガラチコです。テイデ山の噴火の溶岩が海まで達して、形成された天然プールは人気の観光スポットの1つです。

1706年のテイデ山の噴火により壊滅的な被害を受けた町ですが、現在ではカナリア諸島独特の建築が町の至る所に見られ、石畳の道を散歩するのがとても楽しいです!



テネリフェ島北 ラ・オロタバ

ラ・オロタバは美しい庭園や宮殿などがあり、町の景色もとても印象的で、テネリフェ島の主要な観光地の1つです。テネリフェ島最古のスイーツ屋として有名な、カサ・エゴン(MAP)のヴィクトリア庭園側のテラス席でカナリア諸島の伝統的なスイーツを食べることをお勧めします。

テネリフェ島北 ラ・ラグーナ

ラ・ラグーナはテネリフェ島の主要都市の1つで、昔はテネリフェ島の古都でもあります。現在は大学町として活気のある世界遺産の旧市街が魅力的で、歴史のある教会や建物が多いです。テネリフェノルテ空港から近く、テネリフェ島の首都のサンタクルスまでは路面電車一本で行けるので、立地も便利です。(終点駅のIntercambiadorのバスターミナルから島のあらゆる観光スポットに行けます)

標高が高く盆地になっていて、冬は寒いので上着は忘れないように気を付けてください(サンタクルスより10度近く気温差がある日もあります)

テネリフェ島南 テイデ山

テネリフェ島のシンボルでもあるテイデ山の頂上にケーブルカーで登るのも、展望台からテイデ山の美しい景色を楽しむのもおすすめです。また、その周りにもハイキングコースがたくさんあるので、是非テイデ山を眺めながらハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか!

公共交通機関でのアクセスは北側の町プエルト・デ・ラ・クルスと南側の町コスタ・アデヘからバスが一日2本しかありません。なのでレンタカーかツアーで行くのがおすすめです。

テイデ山観光情報が載っているホームページはこちらから

テイデ山の全景

テイデ国立公園

テネリフェ島観光:南部

南部は乾燥していて、冬でも温かい天気になることが多いです。きれいなビーチや豪華なリゾートホテルがたくさんあります。ヨーロッパの観光客の多くがテネリフェ島の南にあるリゾート地を目指してやってきます。

テネリフェ島南 エル・メダノ

エル・メダノはテネリフェ島南部で主要なビーチの1つです。貿易風が吹くこのビーチではウィンドサーフィンやカイトサーフィンに最適な場所で、世界中から多くのサーファー達がやってきて、空をパラシュートのカラフルな色で埋め尽くす光景が印象的です。

黒い砂浜に綺麗で浅い海なので、小さい子供を連れた家族が多いです。レストランやバーが多く、特にシーフードの美味しいレストランが多いようです。

テネリフェ島南 ロス・クリスティアーノス

ロス・クリスティアーノスは絵に描いたようなリゾート地で、ビーチやリゾートホテルだけでなく、活気あふれるショッピング通りや遊歩道があるので、海で泳いでビーチで日光浴した後に、町を歩くのも楽しいです。泳いだり歩いたりしてお腹が空いたら、テネリフェ島で一番美味しいピザが食べられることで有名な Oro di Napoli(MAP)でランチを食べることをおすすめします。



テネリフェ島観光:その他の定番おすすめスポット

  • ロロ・パルケ MAP

  • サイアムパークシティ MAP

  • プラヤ・デ・ラス・テレシタス(サンタクルスの近くの穴場のきれいなビーチです)MAP

  • Palmetum(サンタクルスにある植物園です)MAP

  • Parque Marítimo César Manrique(サンタクルスにあるウォーターパークです)MAP

テネリフェ島観光情報

日本からテネリフェ島への行き方

日本からテネリフェ島への直行便はありません。マドリードかバルセロナかアムステルダムやロンドンなどヨーロッパの主要都市での乗り継ぎが必要です。テネリフェ島の北側(テネリフェ・ノルテ:テネリフェ ロス・ロデオス)か南側(テネリフェ・スール:テネリフェ レイナ・ソフィア)にそれぞれある空港のうち、どちらに到着する便なのかを間違えないようにしないといけません。

テネリフェ島の概要地図

赤枠で囲んであるものが、上記でご紹介したテネリフェ島観光おすすめスポットになります。また、黄緑色で薄く囲んである場所が今回ご紹介しきれなかった有名な観光スポットになります。(カンデラリア、コスタ・アデヘ)

*その他定番おすすめスポットはこの地図には入れていません。

2つある!?テネリフェ島の空港

テネリフェ島には空港が2つあります。テネリフェ島の北側にあるテネリフェ・ノルテ(テネリフェ ロス・ロデオス空港)と、南側にあるテネリフェ・スール(テネリフェ レイナ・ソフィア空港)です。どちらも国際空港ですが、テネリフェ・スール空港の方が主にヨーロッパの主要都市からの便が多いです。

サンタ・クルス・デ・テネリフェ、ラ・ラグーナやプエルト・デ・ラ・クルスへ向かう方はテネリフェ・ノルテ空港を利用して下さい。

エル・メダノ、ロス・クリスティアーノスやコスタ・アデヘへ向かう方はテネリフェ・スール空港を利用して下さい。



テネリフェ島観光で気を付けるべきこと

以上、テネリフェ島の観光スポットをご紹介しましたが、最後にテネリフェ島で最高の思い出を作るために、気を付けるべきことがあります。

  • 観光スポット以外英語はあまり通じない…しかし、テネリフェ島はとても親切な方が多いので、スペイン語の指差し会話帳やGoogle翻訳などを使えば大丈夫です!なので、困ったら遠慮なく周りの人に聞くのが一番です。
  • 道路が複雑すぎる…テネリフェ島は高低差のある複雑な地形が多く、町中では路上駐車は法律で禁止されていないので、ただでさえ狭い道がより狭くなり、運転には注意が必要です。また、運転が荒い人が多く、事故も多いのでレンタカーを運転する予定の方は、日本での運転より注意する必要があります。
  • 地域によって気温差が激しい…テネリフェ島は北側と南側とで気候が違います。南側がカラっと暑い天気が多く、北側はカラっと暑い日もあれば、肌寒い日もあり、冬はラ・ラグーナなどの標高が高い町では霧が出て寒くなったりと、一つの島でも地域によって天気の多様性がありすぎます。なので、どんなに暑い日でも標高が高い地域に行くときは上着を持参したほうがいいです。
  • サハラ砂漠からの黄砂に注意…テネリフェ島はアフリカ大陸のすぐ近くにある島なので、サハラ砂漠の砂が飛んできます。マスクなどの対策が必要です。(2021年4月現在、スペインではコロナ対策のため、マスクの着用は室内外問わず自宅以外はマスク着用義務があります)
  • 物価が少し高い…スペインはヨーロッパの中では物価が安いというイメージがありますが、確かにイギリスや北欧などと比べたら若干安いですが、通貨はユーロで他のEUの国とそれ程変わらない物価になっています。レストランで食事をするときは安くても1500円から2000円以上はするのが普通です。しかし、安くテネリフェ地元の料理を沢山食べられるところもあります。それがワチンチェ(Guachinche)と呼ばれる地元農家の方がやっているレストランです。テネリフェ島の北側に沢山あるので、安く美味しい地元料理を食べに、是非ワチンチェへ行ってみてください!(シーズンは9月~11月頃ですが、開いているところもあります。Googleマップやホテルのフロント等で事前に開いているか確認してから行く方がいいです)私のワチンチェのおすすめの1つはこちら(クオリティの高い5品とワイン3人前とビールとジュースを頼んでも、会計1人1200円程度でした!)



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