大自然と歴史あり!北アイルランド観光の魅力

北アイルランドはアイルランド島の北東部にあるイギリスの領土で、首都はあの有名なタイタニック号が建造されたことで有名なベルファストです。3度の包囲戦で町を守り切った城壁が見どころの歴史的な町デリーや、世界遺産にも登録されている自然の驚異を目の当たりにできるジャイアンツコーズウェー等、見どころ溢れる北アイルランドの観光スポットについてご紹介していきます。



北アイルランドお勧めの観光ルート

北アイルランドはそれほど大きくないので、主要都市間の距離はバスで片道2時間から3時間程度です。効率重視の場合はベルファストを起点に日帰りでデリーへ行くことができます。ジャイアンツコーズウェーへはベルファストやデリーから日帰りで行こうと思えば行けますが、バリーキャッスルやコーレインなどの町で乗り換えが必要となりますので、少し慌ただしい日程になってしまうと思います。私も実際にデリーからコーレイン乗り換えでジャイアンツコーズウェーに日帰りで行きましたが、帰りの最終バスを危うく逃しそうになりました。

時間があって、のんびり観光がしたい方は近くの町のバリーキャッスルやポートラッシュを起点にするか、ジャイアンツコーズウェーの近くのホテルやブッシュミルズという最寄りの小さい町で宿泊することをお勧めします。



ベルファスト|大英帝国の最盛期に栄えた工業都市

ベルファストは北アイルランド最大の都市で、もとは小さな漁村の村だったそうですが、大英帝国の最盛期と言われるヴィクトリア女王の時代に造船業を中心とした工業が発展し、あの有名なタイタニック号の建造地としても有名です。また、イギリスとアイルランドの両方が融合した街並みが魅力的で、近年観光地として人気が増していまるそうです。

それではベルファストの主な見どころをご紹介します!



タイタニック・ベルファスト

1912年1月15日に氷山に衝突して沈没した悲劇的な事故で知られているタイタニック号についての博物館です。ベルファストでのタイタニック号建造に至るまでの経緯などや沈没事故についての解説や、海底からの発掘品などが展示されていて、タイタニックの映画のファンや事故についての歴史に興味がある方にとっては訪れる価値のある博物館だと思います。

博物館 google map



シティホール

1906年に建てられたそうで、ベルファストのランドマークともいえる立派で美しい建物です。館内は見学が無料で中には歴史展示コーナーがありまるようです。建物の前には美しい広場とヴィクトリア女王の像が立っているので、記念撮影にぴったりの場所ですかもしれません。

シティホール google map



ベルファスト城及びケーブ・ヒル・カントリー・パーク

ベルファスト城まで行けば伝統的な砂岩で作られた、スコットランド貴族様式のお洒落なお城と、散歩に最適な美しい庭を入場料なしで楽しめます。お城とその美しい庭は満喫した後、ケーブ・ヒルの頂上まで登ってベルファストの美しい町を楽しむことができます。ケーブ・ヒル・カントリー・パークにはアイルランド最古の史跡も多く残されているので、古代の石塚や人工要塞などを見物しながら太古の時代に思いを馳せるのも一つの楽しみ方だと思います。

ケーブ・ヒル・カントリー・パーク google map



デリー|一度も破られたことのない城壁を誇るメイデン・シティ

デリーは公式ではロンドンデリーという名がありまするが、遡ること1613年にイングランド王により都市になることが承認された際に、元の名前のデリーの前にロンドンを付けてロンドンデリーという名前を法的名称で使われるようになったそうです。

私がデリーに行った時のホテルの宿主が「ロンドンデリーはイギリス人に押し付けられた名前で不快に思う人が多いから、デリーと呼んだ方がいい」とアドバイスをしてくれたので、以降私はデリーと呼ぶようにしています。また、血の日曜日事件(Bloody Sunday)として知られる、デリーで発生した20人以上の非武装一般市民が死傷した事件についても、外国人にこういった歴史があることを知ってほしいと言いながら詳しく教えてくれました。(2010年にイギリス政府から正式に謝罪が行われたそうです)

以上のようにデリーは北アイルランド問題に最も敏感な町といった印象でした。

そんな暗い歴史がある一方で、現在は完全に残っている城壁を中心に観光地として魅力のある町でもあります。



デリーの城壁

デリーの城壁は1613~19年にイギリス人入植者(プロテスタント系)によってアイルランド人(カトリック系)の攻撃からイギリス人を守るために建設されたそうです。現在アイルランドに存在する唯一の城壁で、3度の包囲戦を耐え抜いた歴史があり、プロテスタント系の住民にとっては誇らしい存在であり、カトリック系の住民にとっては複雑な存在なのかもしれません。デリーの別名でもあるメイデン・シティ(Maiden City)は占領されたことのない町という意味で、いかに城壁がデリーの町にとって大切なものなのかを表していると言えるでしょう。

城壁の北側にあるシップキー門付近に並んでいる大砲は迫力があり、城壁の全長は1.6㎞程なので城壁を一周歩いてみるのもいいと思います。城壁の上から見える城壁内外の町の景色も美しく、写真映えすること間違えないです。

聖コロンブス大聖堂

1633年、宗教改革後にヨーロッパで初めて建てられたといわれるプロテスタントの大聖堂です。城壁の内側にあり、大聖堂の内部には包囲戦の様子が描かれたスタンドグラス等があります。



聖コロンブス大聖堂 google map

聖ユージーン大聖堂

城壁の外側のカトリック系の住民が暮らす地域にそびえ立つカトリックの大聖堂です。聖コロンブス大聖堂に負けないくらい巨大で堂々とした外観は必見です。

聖ユージーン大聖堂 google map



ギルドホール

デリーの城壁の目の前にあり、壮観な外観が特徴的な建物です。入場は無料で、中にはデリーの町の発展の歴史がわかる展示があります。

ギルドホール google map

世界遺産!ジャイアンツコーズウェー|北アイルランド観光のメインディッシュ

北アイルランドを代表する観光名所で、ジャイアンツコーズウェーを見ずには北アイルランドから出ることはできないといっても過言ではない程見どころ満載です。



六角形の石柱で敷き詰められた石畳は「巨人がスコットランドへ行くために作った石道」という伝説が残っている程、圧倒される景色です。前方には荒々しく波打つ海があり、後ろを向けば切り立った崖は素晴らしく、集合体が苦手な私でも全く気になることのない無数のきれいな形の六角形の岩に自然の偉大さを肌で感じることができました。

巨人の靴は人気の写真スポットのようです。



アクセス

列車

ベルファストやデリーからコーレイン駅でUlsterbus Service 172のバスに乗り換えが必要です。日帰りの場合には朝早く出発する必要があります。



バス

バリーキャッスルやポートラッシュからジャイアンツコーズウェーまでのバスの運行があります。

バリーキャッスル:Ulsterbus Service 172; Goldline Service 221; Causeway Rambler

ポートラッシュ:Service 402; Open top Causeway Coast Service 177

詳しくは https://www.translink.co.uk/



自動車

ベルファストからおよそ1時間25分

ロンドンデリーからおよそ1時間10分

ダブリンからおよそ3時間45分



まとめ

大英帝国の最盛期の面影が残るイギリス文化とアイルランド文化が融合した町ベルファスト、歴史に翻弄されながらも力強くそびえ立つ城壁が魅力のデリー、そして自然が生み出した迫力満点の景色が広がる世界遺産ジャイアンツコーズウェー、見どころ満載の北アイルランドの観光スポットについての紹介でした。私個人的にはジャイアンツコーズウェーは未だに、当時景色を目の当たりにした時の感動を思い出すことが多々あるくらい印象的な観光スポットでした。皆さんも北アイルランドで一生モノの思い出を作りに行ってみてはどうでしょうか?

執筆:ライターYさん