アメリカ・NYに行って日本人として驚いたものの一つが、ブロードウェイなんかに普通にいる「騎馬警官」です。なんともかっこよかったです。有事でなければ、写真撮らせてくれたりしますので、興味がある方は、観光の際に注目してみてください。そんな騎馬警官についてのいくつかの情報のご紹介とNYでの私の体験談を併せてご紹介したいと思います。
騎馬警官とは
騎馬警官とは馬に騎乗した警察官のことです。現在でも諸外国では、パトロールなどの実務で使われています。日本では数は少なく、国家の行事パレードなどで出動するくらいですね。
アメリカの騎馬警官はどんな仕事をしている?
ニューヨークの騎馬警官は、常に2人で行動しており、街のパトロールやパレード、イベントの整備などを主に行っています。
ときには、騎馬警官自体が観光資源になっていることもあるそうですよ。
ニューヨークのパレードに参加している騎馬警官は、格好もかっこよくて、華やかなので、それを楽しみにしている人も多いんですね。
ニューヨークの騎馬警官は、日本の警察とは違って、とてもフレンドリーだそうで、仕事の合間にコーヒーショップでコーヒーを飲んでいたりすることも多いそうです。
一緒に写真を撮ってくれたりもするそうです。
日本ではちょっと考えられない光景ですよね。
イギリスの騎馬警官はどんな仕事をしている?
日本とは違い、イギリスでは、現在でも市内のパトロールなどで騎馬警官が大活躍しているようです。
パトロールのほかに、パレードや、交通整備やデモ整備においても騎馬警官が出動するようです。
見た目が華やかなので、パレードにもってこいなんですね。
また、交通整備やデモ整備では、視野が広くて、パトカーや白バイよりも小回りが効くため便利なんだそうです。
騎馬警官になるには~カナダ編~
1例ですが、カナダで騎馬警官になるには、英語とフランス語が話せるカナダ人で警官になる試験にパスする必要があります。外国国籍の人は資格がないということになります。
やはり国家のお仕事ですから、各種条件があるのですね。
騎馬警官になるには〜日本編〜
日本では、騎馬警官を見る機会は少ないですが、実は東京の警視庁、京都府警察、皇居の警備と皇室の警護を担う皇宮警察の計3カ所に騎馬隊があります。
日本の場合、騎馬警官としての募集はなく、警察官として採用された後、警察学校に入り、交番勤務などを経て、騎馬警官への異動の希望を出すことができます。
馬が好きであることと、運動神経の良さが騎馬隊に適していると言われていますが、乗馬未経験の方でも入隊することができ、騎馬隊に自らコンタクトを取るなどの積極的に手を挙げることで、騎馬隊へ入隊できる確率が高くなるそうです。
入隊半年後に、馬場馬術の部班運動を行い、馬をコントロールできているかなどの実技試験とともに、学科試験などを経て、正式な騎馬隊任務デビューが決まるそうです。
業務はいずれもパレードの先導や外賓の送迎、交通安全の啓発活動などのPR活動や儀仗を主に行っています。
皇宮警察の騎馬隊はどんな仕事をするの?
皇宮警察の騎馬隊は、天皇皇后両陛下、皇族各殿下の護衛と、皇居や御所等の警備を専門に行う騎馬隊のことで、大使を守るという責任重大な任務を遂行しています。
信任状捧呈式で起こりうるあらゆる事態に備えて、確実に馬をコントロールするための練習が欠かせないようです。
非番の日などの時間があるときには、技官の元で訓練に励んでいるようです。
1日のスケジュールとしては、朝に馬のエサやりや厩舎の清掃を行い、その後護衛官の指導と新しい馬の調教をします。
お昼のエサやりを終えると、午後の訓練を行い、馬の手入れを行います。
その後は事務処理等を行い、1日の仕事が終了します。
護衛官としての訓練のほかに、馬の手入れやエサやりなどの馬のお世話も皇宮警察騎馬隊の仕事なんですね。
警視庁騎馬隊のスケジュールは?
警視庁の騎馬隊は、年間約400回ほど出動しているそうです。
交通安全教育を行うことが1番多く、都内の幼稚園、保育園、小学校、各地区の交通安全教育に赴き、交通安全指導を行なっています。
また、小学校前の交差点などで、生徒たちの朝の登校時間に合わせて交通整理を行ったり、交通安全などの各種パレードに参加し、パレードを盛り上げるのも仕事です。
警察庁に騎馬隊があることを知らない人も多いようで、騎馬隊員が警察であるという事実に驚く人も多いようですよ。
わたし自身も初めて知ったので、驚きました。
警察官がパレードの先導も行なっているんですね。
警視庁騎馬隊に女性はいるの?
警視庁騎馬隊は、男女区別することなく試験を行い、採用しているため、女性の警官ももちろん警察庁騎馬隊に入隊することができます。
第三方面交通機動隊・騎馬隊の巡査長、藤巻優香は、警察の部隊行進訓練で騎馬隊の存在を初めて知り、女性隊員の姿を目の前で見て華やかで素敵だと心を奪われ、騎馬隊を目指すようになったんだそうです。
女性の騎馬隊員も少なくないようですね。
かっこいい騎馬警官に助けられた話 inアメリカ ニューヨーク(NY)
私がかつてNYに在住していた時のある日の出来事です。私とお友達は実際にこの騎馬警官に助けていただきました。
Broadwayを歩いているときにお友達がジーンズのお尻のポケットに入れていたサングラスをスリの若者に盗まれたんです。そのときとっさに騎馬警官に「あの人に盗まれた―!」ってお助けを求め叫んだら、馬をパカパカさせて追っかけてくれました。
そして彼を取り押さえてはくれたのですが、盗まれたであろうサングラスの実物は発見できませんでした。警官曰く、彼はこの辺の観光地で常習犯と認識している少年であること、追いかけれてることに気づき恐らくそのサングラスをごみ箱に捨ててしまったのではないかと思うとのこと。なんと顔の割れてるザ・スリに盗まれたなんて~
お友達は10ドルくらいのサングラスだからいいんだと言って諦めましたが、頑張って犯人とおぼしき人を追ってくれた騎馬警官に感謝・感激な出来事でした。
騎馬警官のドラマは?
日本ではあまり騎馬警官を見ることが少ないですが、外国ではたくさん見かけるため、海外のドラマや映画には騎馬警官がたくさん登場しています。
騎馬警官が登場するドラマなどを見て、騎馬景観に憧れるというケースもあるようですね。
騎馬警官のドラマは、どんなものがあるのか調べてみたので、おすすめのドラマをご紹介します。
カナダの騎馬警察官の冒険を描いたドラマ『騎馬警官』です。
シカゴに住み、カナダ騎馬警官として活躍している主人公・ベントン・フレイザーが父を殺した犯人を見つける冒険に出るという警察アクションドラマです。
とても人気なドラマで、日本でもファンが多いようです。
ネットでは、『騎馬警官』を放送して欲しいとの声が多数あがっていました。
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